ボントレガー アイオロス5 D3 クリンチャー
世界的に見てもかなり上位の製品であろう。
貧脚で定評のある私も思わず注文してしまいました。
ProjectOneって恐ろしい(笑)
もう機材の力に頼るしかないのです。
ボントレガーってTREKユーザー用のパーツのイメージですが、
トレックユーザー以外にも本当に絶対にオススメのホイールです!
アイオロスの種類
アイオロス3,5,7,9とリムの高さ毎に製品があります。(リムハイト:30,50,70,90mm)
平坦ラブで時々登る坂をちょっぴり楽に登りたい私はアイオロス5を選択しました。
坂バカな人や横風が気になる人は、アイオロス3や空前絶後の超絶怒濤のアイオロスxxxを選ぶとよいと思う。
軽さならばチューブラー、選ぶならクリンチャー
チューブラー 1,238g (フロント550g、リア688g)クリンチャー 1,440g (フロント650g、リア790g)
その差は、202g
リム高さが50mmなのにこの軽さ!脅威の技術です。
軽さはチューブラーだけど、使いやすさを考えると絶対にクリンチャー。
200gの差は大きいかもですが、サイクリングに使うものとして考えると、利便性は損なうことができないと思う。
出先でパンクした時のチューブの交換のしやすさが違う。
チューブラータイヤの携帯、交換が容易であるならば、当てはまらないけどね。
アイオロス5インプレッション・実際に走ってみた評価
アイオロス5 D3 クリンチャーを使ってみてちょっとしたサイクリング、実際に100km以上走ってみた感想をいろいろな観点でまとめてみる。見た目
カーボンディープホイールは流石。まず、本当にカッコいい。ディープホイールの見た目がロードバイクにとてもよく似合う!
気分がとても上がります!スーパーハイテンション(笑)
私のDomaneSLRがワンランクアップした気になります。
高級感が違うよね。
リムの幅も外側27mm、内側17.5mmと最近はやりの太めタイヤにベストマッチ。
私は25c履いています。
平地の速度、巡航性能
とてもすばらしい限り。平均巡航速度は1、2km/hはあがる感じ。
長時間走ると脚にくるのか、徐々に慣らされる。
瞬間的、一時的な速度だと+5km/hくらいまでは頑張れてしまう。少し大げさかな。
ボントレガーRaceなど、完成車についてるホイールからの交換だと劇的に変化するであろう。
脚と止めてもスピードが落ちにくく、維持しやすい。
結果、長距離走る場合にはいつもより余力が生まれる。
人の後ろについて走るときは、かなり脚を止めていても走れてしまう。
加速も申し分なし。
登り
登りにはあまりリムハイトは関係ない模様。非常によく登れる。
軽さと回転のよさが一番効果があると思われる。
登りが特になったわけではないが、他のホイールよりも速く上れているようです。
乗り心地
OCLVカーボンのおかげで硬いのだけど、思いのほか、振動吸収、乗り心地はよい。イメージではかたい印象でしたが、アルミのホイールの方が全然硬く感じる。
硬い感じの順でならべると、以下といったところでしょうか。
レーシングゼロ>アイオロス5>ゾンダ
フレームも含めて硬いためか、重いギアで踏むと脚にくる。
軽いギアで高めのケイデンスで廻すことが肝要らしい。
ブレーキング
純正のボントレガー Carbon Stop Cork パッドとの相性が抜群なのか、音もとても静か。スルスル、シューって感じ(言葉で表現するのが難しい、、、
ブレーキもよく効く。
ガツンと効くのではなく、ブレーキレバーの引きと連動してスルスルと効いて止まる感じ。
カーボンホイールは止まらないイメージでしたので、とても安心しました。
雨の日は走らないので効果は不明。
お店の人の話ですと雨の日はブレーキングがかなり弱くなるらしい。
風に強い!
斜めの風は受け流している感じがする。風が吹いていても強い真横の風でなければハンドルを取られる感じはしない。
空力が非常によいと思われる。
流石に真横の風には弱い。リムが太いですからね。
今までは、真横の風は、フラれる感じだったのが、スッと横に押し出される。
走っていてずらされるイメージでしょうか。
違和感は感じるけど、ハンドルが取られる感じではないため、慣れるまではちょっと怖い。
これはリムハイトがあるホイールでは全般的に言えることかな。
音
25CのR4タイヤの効果もあってかロードノイズは少ない。リアハブのDT240(スターラチェット36)は、脚を止めてもフリーハブの音がほとんどしない。
ゾンダの爆音はなんだったんだと思うレベルで静か。
発生している音が反響、篭って聞こえる気がする。カーボンだからかな?
風切り音は少ない。
もっと風を切る音がするのかと思ったけど、思いのほかしない。
空力がよいからか。
音の発生=力だから抵抗になっているはずだしね。
体重制限がない!!!
メタボなおじさんにはありがたい仕組み。制限体重が80kgくらいまでなら問題ないけど、安心できるに越したことはない品質&強度。
すばらしい!
価格
フロント¥139,000リア¥179,000
前後セットで\318,000-
決して安くはないけど、
カーボンホイールだし妥当な金額かな。
シマノやマビックのカーボンホイールと比べても特に高くはない。
むしろライトウェイトと比べればリーズナブルか(笑)
まとめ
快適かつ速度性能も抜群。長距離走るのにもってこいのホイール。
プロ用かとおもっていたけど、趣味で走るホビーライダーにもばっちり。
貧脚でも機材の性能に助けてもらえる(笑)
悪いところは横風は少し気になるところくらいでしょうか。
文句の付け所はありません。
物欲、パーツ交換欲を抑えるために、
これさえあればもう十分と思える最高峰のホイールを選んだはずが、アイオロス3も使ってみたいと思っている自分がいて恐ろしい。。。
もっと走りこんでよさを体感したいよね!